逃げ・先行は本当に有利?4コーナーの位置別の勝率・3着内率を全レースで集計
4コーナーを先頭で回った馬の勝率は38.7%、2〜3番手は14.6%、4〜6番手は4.6%、7番手以降は0.9%(449レース)。競馬は前に行った馬が圧倒的に有利で、後方から届くのは条件が揃ったときだけである。
脚質とは
脚質は、レース中にどの位置で走るかの傾向である。
| 脚質 | 位置 | 特徴 |
|---|---|---|
| 逃げ | 先頭 | 自分のペースで走れる。追いつかれなければ勝つ |
| 先行 | 2〜5番手 | 逃げ馬を見ながら進み、直線で抜く。最も安定 |
| 差し | 中団 | 直線で外から伸びる。ペースが速いと届く |
| 追込 | 後方 | 最後方から一気に伸びる。展開に左右される |
出馬表には書かれていないので、近走の通過順(「3-3-2-2」のような数字)から読む。数字が小さいほど前にいる。
4コーナーの位置別の成績
このサイトが記録している全レースの確定結果から、4コーナー(最後の直線に入る地点)の位置と着順の関係を集計した。
| 4コーナーの位置 | 頭数 | 勝率 | 3着内率 |
|---|---|---|---|
| 先頭(4角1番手) | 493 | 38.7% | 73.2% |
| 2〜3番手 | 686 | 14.6% | 53.6% |
| 4〜6番手 | 1,039 | 4.6% | 23.0% |
| 7番手以降 | 1,557 | 0.9% | 5.7% |
先頭で4コーナーを回った馬は3頭に1頭以上が勝ち、7割以上が3着以内に入る。4コーナーで7番手より後ろにいた馬が勝つのは100頭に1頭程度である。
なぜ前の馬が有利なのか
- 距離のロスが少ない:内を回れて、進路を探す必要がない
- 直線の長さに限りがある:後方の馬が前の馬をかわすには、直線で数馬身分速く走る必要がある
- ペースが落ち着けば前が残る:逃げ馬が楽に行けたレースは、後ろの馬に出番がない
地方競馬は直線が短い場が多く、この傾向がさらに強い。4コーナーの位置は、地方のレースでは最も重要な情報の一つである。
差し・追込が届く条件
後方の馬が勝つのは、次の条件が揃ったときに多い。
- 逃げ・先行馬が多く、ペースが速くなる:前の馬が共倒れになり、後ろから来た馬が届く
- 直線が長いコース:東京・新潟(外回り)・京都(外回り)など
- 当日の馬場が差し有利:雨で前が止まる、内が荒れて外が伸びる。このサイトは午前の結果からこの傾向(トラックバイアス)を判定している。トラックバイアスのコラム
- 前の馬より明らかに能力が上:クラスが下がった馬など
予想への使い方
このサイトのAIは、近走の通過順から脚質を読み、出走馬の中に逃げ・先行馬が何頭いるかで展開を予想している(評価軸の「展開利」)。予想ページの「展開予想」に、逃げ候補と有利な脚質を書いている。
脚質を読むときの注意点は、同じ馬でも相手関係や距離で位置取りが変わること。近走5走の通過順を並べて、「だいたい何番手にいる馬か」を見るのが実用的である。
馬券は20歳から購入できる。予想は的中や利益を保証するものではない。