トラックバイアスとは?先行有利・内枠有利の見つけ方と判定の実例

トラックバイアスとは、その日の馬場の状態によって、特定の位置取り(前か後ろか)や通るコース(内か外か)が有利になる偏りのこと。その日に終わったレースの上位馬の位置取りを見ると、ある程度見つけられる。
トラックバイアスとは
競馬場の馬場は、いつも同じ状態ではない。雨の量、芝の傷み具合、砂の深さ、整備の仕方によって、その日の「有利な走り方」が変わる。この偏りをトラックバイアスと呼ぶ。
よく出てくるのは次の2種類である。
- 脚質の偏り:前を走る馬(逃げ・先行)が残りやすいか、後ろから追い込む馬(差し・追込)が届きやすいか
- コースの偏り:内側を通る馬(内枠)が有利か、外側を通る馬(外枠)が有利か
なぜ偏りが生まれるのか
- 芝の傷み:開催が進むと内側の芝が荒れ、外側を通る馬が伸びやすくなる
- 雨:馬場が重くなると、前に行った馬が止まりにくくなったり、逆に止まったりする
- コースの形:小回りで直線が短いコースは、後ろからでは届きにくく、先行が有利になりやすい。地方競馬の多くのダートコースがこれにあたる
AIはどう判定しているか
このサイトでは、その日に結果が確定したレースから、場ごと・芝とダートごとに自動でバイアスを判定し、その後のレースの予想に使っている。見ているのは各レースの1着と2着の馬である。
- 先行したか:最後のコーナー(4コーナー)を5番手以内で回ったか(12頭未満のレースは4番手以内)
- 内枠か外枠か:馬番が頭数の下から3分の1以内なら内枠、上から3分の1以内なら外枠
- 脚質の判定:1・2着馬のうち先行していた割合が75%以上なら「先行有利」、35%以下なら「差し有利」、その間は「フラット」
- 枠の判定:内枠と外枠の割合の差が30ポイント以上あれば「内」「外」
- 確度:参照したレースが3つ未満なら【弱】、3〜5レースなら【中】、6レース以上で傾向がはっきりしていれば【強】
判定の実例
10月26日から11月1日までに出した判定33件のうち、先行有利(内先行・先行有利・外を含む)は27件(82%)だった。
| 判定 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 先行有利 | 22 | 67% |
| 先行有利・外 | 5 | 15% |
| フラット | 4 | 12% |
| フラット・外 | 2 | 6% |
この期間は平日の地方競馬が中心で、小回りのダートコースが多いため、先行有利の判定が多くなりやすい。土日の中央競馬が加わると、割合は変わってくる。
予想にどう使うか
- 前半のレースの上位馬の位置取りを見る:先行した馬ばかりが連対していれば、後半のレースでも先行できる馬を重く見る
- 判定の強さで使い分ける:参照レースが少ないうちは、参考程度にとどめる
- 直前のレースを確認する:馬場は1日の中でも変わる。直前の2レースが判定と逆の結果なら、割り引いて考える
各レースの予想ページの展開予想では、当日のバイアスを反映した場合に「当日は先行有利のため」などと根拠を書いている。今日の予想で実際の使われ方を見られる。
馬券は20歳から購入できる。予想は的中を保証するものではない。