フィリーズレビューの傾向とレースガイド(G2)
フィリーズレビューは、阪神競馬場の芝1400m(内回り)で行われる3歳牝馬限定のG2である。桜花賞のトライアルレースで、3着までに入った馬は桜花賞に優先して出走できる。2016〜2025年の10年間で1番人気は一度も勝っておらず、3連単が10万円以上になった年が6回ある、荒れやすいレースとして知られる。
フィリーズレビューのレースガイド
フィリーズレビューは、阪神競馬場の芝1400m(内回り)で行われる3歳牝馬限定のG2である。桜花賞のトライアルレースで、3着までに入った馬は桜花賞に優先して出走できる。2016〜2025年の10年間で1番人気は一度も勝っておらず、3連単が10万円以上になった年が6回ある、荒れやすいレースとして知られる。
| 格付け | G2(正式名は報知杯フィリーズレビュー、副題は桜花賞トライアル) |
|---|---|
| 競馬場・距離 | 阪神競馬場 芝1400m(内回り・右回り) |
| 出走条件 | 3歳の牝馬(雌の馬)。JRA所属馬に加え、地方競馬所属馬と外国で調教された馬も条件付きで出走できる国際競走 |
| 負担重量 | 馬齢重量。2026年は全馬55kgだった |
| 例年の時期 | 3月上旬の土曜日(2025年は3月8日、2026年は3月7日)。日付は年ごとに変わる |
| 本番との関係 | 3着以内に入った馬に桜花賞の優先出走権が与えられる |
| 主な前走 | 阪神ジュベナイルフィリーズ、1勝クラスの条件戦、エルフィンステークス、未勝利戦など |
レースの特徴と歴史
このレースの始まりは、1967年に3歳(当時の数え方では4歳)の牝馬による芝1400mの重賞としてつくられた阪神4歳牝馬特別である。その後2回名前が変わり、2001年に馬の年齢の数え方が国際基準に合わせて変わったのをきっかけに、今の名前になった。グレード制が始まった1984年からG2で、負担重量は2003年に馬齢重量へ変わっている。ほとんどの年は芝1400mで行われてきたが、1975〜1978年と、中京競馬場で代わりに行われた1991年・1994年は芝1200mだった。本番の桜花賞(阪神芝1600m外回り)とはコースも距離も違うため、2016〜2025年の10年間でこのレースに出た馬が桜花賞で勝ったり2着に入ったりしたのは1頭だけとする集計もある。
過去の傾向
2016〜2025年の10年間で、1番人気の成績は2着が4回で、1勝もしていない。2026年も1番人気の馬は8着に終わり、10番人気の馬が勝った。同じ10年間で一番成績が良いのは2番人気で、3勝し、3着以内に入った割合は70%である。一方で6〜9番人気の馬も3勝しており、3連単が10万円を超えた年は6回あった。脚質は、同じ10年間の集計では中団から差す馬の勝ち星が多く、4コーナーで前にいる先行馬は2勝にとどまる。参考として、このサイトが作った阪神芝1400mの集計(2023年12月〜2026年9月の67レース。このレースだけでなく、同じコースのすべてのクラスのレースを含む)では、勝ち馬の56.7%が4コーナーで4番手以内にいた。1番人気の勝率は22.4%、3連単が10万円以上になったのは20.9%で、このレースはコース全体と比べてかなり荒れやすいことがわかる。
主な前哨戦
このレース自体が桜花賞の前哨戦だが、出走馬の前走はさまざまである。2016〜2025年の10年間では、1勝クラス、未勝利戦、エルフィンステークスを前走にした馬がそれぞれ2勝している。前走が阪神ジュベナイルフィリーズの馬は1勝だが、2着が6回、3着が2回あり、上位に来る割合は高い。この組は、ジュベナイルフィリーズで大きく負けていた馬が巻き返すこともある。同じ期間に3着以内に入った30頭のうち12頭は、前走が1勝クラスの馬だった。
予想のポイント
最初に意識したいのは、2016〜2025年の10年間で1番人気が勝てておらず、人気の低い馬もよく馬券に絡むという点である。1400mは短距離に近いレースになりやすく、1600mのレースで負けた馬が距離短縮で巻き返すことがある。そのため、前走の着順だけで判断せず、距離への向き不向きやペースへの対応力を見る必要がある。脚質の集計は、このレース単体(差し馬が優勢)とコース全体(先行馬が優勢)で見え方が違うので、その年の出走馬にどれだけ逃げ・先行馬がいるかも合わせて考えたい。枠順や人気の傾向は10年分ほどの少ないデータなので、偶然の偏りが混じっている可能性があることにも注意が要る。
このコースの過去のレース結果の傾向:阪神芝1400mの傾向