東京盃の傾向とレースガイド(Jpn2)
東京盃は、大井競馬場のダート1200mで行われるJpn2の短距離ダートグレード競走である。1967年に、地方競馬で初めての短距離重賞として始まった。勝った馬にはJBCスプリントへの優先出走権が与えられるため、秋の短距離ダート路線で大事な前哨戦になっている。
東京盃のレースガイド
東京盃は、大井競馬場のダート1200mで行われるJpn2の短距離ダートグレード競走である。1967年に、地方競馬で初めての短距離重賞として始まった。勝った馬にはJBCスプリントへの優先出走権が与えられるため、秋の短距離ダート路線で大事な前哨戦になっている。
| 格付け | Jpn2(ダートグレード競走。JRAと地方の馬がいっしょに走る交流重賞) |
|---|---|
| 競馬場・距離 | 大井競馬場 ダート右回り・外回りコースの1200m |
| 出走条件 | サラブレッド系の3歳以上 |
| 負担重量 | グレード別定。2026年は3歳55kg、4歳以上56kg、牝馬は2kg減。決められた期間内にGI・JpnIを勝った馬は2kg、GII・JpnIIを勝った馬は1kg重くなる。基準の重さは年によって変わり、2022年までは3歳が54kgだった |
| 例年の時期 | 1969年以降はおおむね9月下旬から10月上旬。2026年は10月8日(木)のナイターで行われた |
| 1着賞金 | 4000万円(2025年・2026年) |
| 位置づけ | Road to JBC(JBCに向けた指定レース)のひとつ。1着馬はJBCスプリントに優先して出走できる |
| 主な前哨戦 | アフター5スター賞(大井)、クラスターカップ(盛岡)、サマーチャンピオン(佐賀)、北海道スプリントカップ(門別)など |
レースの特徴と歴史
1967年に始まり、当時は珍しい短距離重賞だった。はじめはサラブレッドとアングロアラブがいっしょに走るレースで、1974年にはアラブのイナリトウザイがコースレコード(当時)で勝ったことがある。1995年からJRAや他地区の馬も出られる交流競走になり、1996年にサラブレッドだけのレースになった。1997年にGIIに格付けされている。1972年はNET盃という名前で行われ、1986年は内回りコースを使い、2002年と2003年はスタンド改修のため1190mで行われた。2001年にJBCが始まってから、同じ年に東京盃とJBCスプリントの両方を勝ったのは4頭で、いずれもJRAの馬である。
過去の傾向
2016年から2025年の10年間では、1番人気が4勝し、2番人気と4番人気がそれぞれ2勝、7番人気が2勝している。2016年と2024年は3連単が20万円を超えたが、そのほかの年は大きく荒れた決着は多くない。所属を見ると、この10年はJRAの馬が多く勝っている。地方の馬は2017年と2018年にキタサンミカヅキ(船橋)が連覇した2勝で、2026年は大井のゼーロスが4番人気で勝った。脚質については、ある予想サイトの集計によると、過去10年で先行した馬が4勝、逃げた馬が2勝しており、前のほうで運ぶ馬がやや目立つ。枠の有利不利について、主催者は内外の差がほとんどないとしている。
主な前哨戦
2016年から2025年の1〜3着馬が前走で使っていたレースを見ると、クラスターカップ(盛岡ダート1200m)、サマーチャンピオン(佐賀ダート1400m)、地元大井のアフター5スター賞(ダート1200m)が多い。ほかに北海道スプリントカップ(門別)、オーバルスプリント(浦和)、さきたま杯(浦和)を使った馬も上位に来ている。2025年の勝ち馬ヤマニンチェルキはサマーチャンピオンを勝っての参戦で、2024年のチカッパは北海道スプリントカップを勝っての参戦だった。ある予想サイトによれば、3着以内に入った地方の馬はみな、前走で交流重賞かアフター5スター賞を走っていた。
予想のポイント
大井の1200mは2コーナーのあたりからスタートし、カーブを1回だけ回るコースである。3コーナーまでおよそ500mあるので、内側か外側かによる差は小さい。最後の直線は386mで地方競馬では最も長く、後ろから追い込んで届く場面もある。ただ、ここ10年の前半3ハロン(最初の600m)はほとんどの年が33秒台後半から34秒台で、速い流れになりやすい。2026年は1番人気が6着に敗れ、4番人気・6番人気・8番人気の順で決まったように、人気どおりに収まらない年もある。前哨戦での着順と着差、斤量が増える条件に当てはまるかどうか、大井の1200mを走った経験があるかを合わせて見ると、比べやすくなる。