東京2歳優駿牝馬の傾向とレースガイド(S1)
東京2歳優駿牝馬は、毎年12月31日に大井競馬場のダート1600mで行われる2歳牝馬限定の重賞で、格付けは南関東のSIである。出走できるのは地方競馬に所属する馬だけ(地方全国交流)で、南関東の2歳牝馬路線の締めくくりにあたる。ここ数年は、前走でローレル賞やエーデルワイス賞に出ていた馬が上位に入ることが多い。
東京2歳優駿牝馬のレースガイド
東京2歳優駿牝馬は、毎年12月31日に大井競馬場のダート1600mで行われる2歳牝馬限定の重賞で、格付けは南関東のSIである。出走できるのは地方競馬に所属する馬だけ(地方全国交流)で、南関東の2歳牝馬路線の締めくくりにあたる。ここ数年は、前走でローレル賞やエーデルワイス賞に出ていた馬が上位に入ることが多い。
| 格付け | SI(南関東の地方重賞で最も上の格) |
|---|---|
| 競馬場・距離 | 大井競馬場 ダート右回り1600m(内回りコースを使う) |
| 出走条件 | 2025年は、サラブレッド系2歳牝馬のうち地方競馬から選ばれた馬(地方全国交流)。ローレル賞3着以内の馬には優先出走権がある。条件は年ごとに主催者の発表で確かめる必要がある |
| 負担重量 | 2025年は定量で54kg(南半球産馬は3kg減) |
| 例年の時期 | 2007年からは大晦日(12月31日)に行われている。2026年の日程と条件は主催者の発表で確かめたい |
| シリーズでの位置づけ | グランダム・ジャパン2歳シーズンの最終戦 |
| 主な前哨戦 | ローレル賞(川崎ダート1600m、11月)、エーデルワイス賞(門別ダート1200m、JpnIII、10月下旬〜11月) |
レースの特徴と歴史
1977年に、日本で初めての2歳(当時の表記では3歳)牝馬の重賞「東京3歳優駿牝馬」として始まった。2001年に馬齢の表し方が国際基準に変わり、今の名前になった。距離は、スタンド工事で1590mになった2001年と2002年をのぞき、ずっと1600mである。主催者のシリーズサイトでは、勝った馬が翌年の南関東牝馬クラシックでも活躍する出世レースとして紹介されている。大井の1600mは内回りを使うため、外回りよりカーブがきつく、直線は約286mと短い。そのため基本的には逃げ・先行の馬が有利とされる。
過去の傾向
人気について、主催者サイトの分析(2025年掲載、過去10年分)では、2番人気までの馬は1着6回・2着5回・3着1回・着外8回だった。一方、13番人気より下の馬は36頭すべて3着に入れなかった。脚質について、2014〜2023年の10年分を集めたデータでは、勝ち馬10頭のうち6頭が先行馬で、追い込み馬の勝ちはなかった。また同じ主催者分析(過去10年分)では、前走で最後のコーナーを3番手以内で回った馬が8勝している。枠順は、集計した期間や区切り方によって内枠が有利とも外枠が有利とも読めるデータがあり、はっきりした傾向とは言えない。所属地域は、10年分のデータで船橋・浦和・大井など南関東の馬が中心だが、どこが勝つかは年によって変わる。
主な前哨戦
いちばん重要なステップは、川崎ダート1600mで行われるローレル賞である。上位3着までに優先出走権があるうえ、2014〜2023年の10年分では、ローレル賞の勝ち馬は1着4回・2着2回・3着1回・着外3回と安定していた。2025年の勝ち馬アンジュルナも、ローレル賞を勝ってからここに来ていた。もうひとつ重要なのが、門別で行われる2歳牝馬のダートグレード競走、エーデルワイス賞である。主催者分析の過去10年分では、エーデルワイス賞で2着以内だった馬は1着4回・2着3回・3着0回・着外4回だった。北海道から遠征してくる馬の力をはかる目安になる。
予想のポイント
まず前走がどのレースだったかを見て、ローレル賞やエーデルワイス賞で上位に入った馬が出ているかを確かめるとよい。次に脚質を見て、前走で前のほうにつけていた先行タイプかどうかを確かめたい。主催者の分析では体の大きさも話題になっていた。2020年以降の5年分では、前走の馬体重が460kg未満の馬は3着以内に入りにくかった。ただし、この数字は集計期間が短いので、参考程度に見るのがよい。上位人気の馬の成績は比較的良いが、10番人気前後の馬が2着や3着に入る年もあり、結果が荒れることもある。2歳戦はまだレース経験の少ない馬ばかりなので、大井のコースや右回りが初めての馬も多い。直前の調教の様子や陣営のコメントもあわせて確かめたい。