根岸ステークスの傾向とレースガイド(G3)
根岸ステークスは、東京競馬場のダート1400mで行われる4歳以上のG3で、毎年2月下旬のG1フェブラリーステークスへ向かう前哨戦だ。直近10年分のデータでは上位人気の馬が安定して好走し、直線で末脚を伸ばした差し馬が勝つことが多い。ただし2026年は6番人気の先行馬が勝っており、傾向どおりにならない年もある。
根岸ステークスのレースガイド
根岸ステークスは、東京競馬場のダート1400mで行われる4歳以上のG3で、毎年2月下旬のG1フェブラリーステークスへ向かう前哨戦だ。直近10年分のデータでは上位人気の馬が安定して好走し、直線で末脚を伸ばした差し馬が勝つことが多い。ただし2026年は6番人気の先行馬が勝っており、傾向どおりにならない年もある。
| 格付け | G3(JRAの重賞) |
|---|---|
| 競馬場・距離 | 東京競馬場 ダート1400m(左回り) |
| 出走条件 | 4歳以上のオープン馬。地方競馬所属の馬も出走できる指定競走で、外国産馬なども出られる国際競走 |
| 負担重量 | 別定(実績などに応じて斤量が決まる方式)。細かい基準は年ごとに主催者の発表で確認が必要 |
| 例年の時期 | 1月下旬〜2月上旬の東京開催。2026年は2月1日に行われた |
| 優勝馬の特典 | 1着馬にはフェブラリーステークスの優先出走権が与えられる |
| 主な前哨戦 | 武蔵野ステークス、カペラステークス、チャンピオンズカップなど、前年秋から冬のダート重賞 |
レースの特徴と歴史
1987年に重賞として創設された。現在JRAで行われているダート重賞の中では3番目に古い。はじめは11月に行われ、途中の年にはダート1200mで行われた時期もあった。2001年から1月末前後に移り、距離もダート1400mに戻って、フェブラリーステークスへのステップレースという今の位置づけになった。レース名は、横浜の根岸にあった日本の近代競馬発祥の地、旧根岸競馬場に由来する。2026年の第40回は6番人気のロードフォンスが勝ち、フェブラリーステークスの優先出走権を得た。
過去の傾向
JRAが公表している過去10年分(2016〜2025年)のデータでは、1番人気が5勝・3着内率70%、2番人気も3着内率70%と上位人気の馬が安定している。一方、11番人気以下の馬は1頭も3着以内に入っていない。年齢は、この10年の勝ち馬がすべて6歳以下で、4歳と5歳の好走率が高い。脚質を集計した複数のデータサイトによると、同じ10年で逃げた馬は3着以内に一度も入っておらず、勝ち馬の多くは中団から差してきた馬だ。また、上がり3ハロン(最後の600m)のタイムが3位以内だった馬が好走の中心になっている。ただし2026年は、好位につけた6番人気の馬が抜け出して勝っており、馬場状態や展開しだいで前の馬が残ることもある。
主な前哨戦
データサイトがまとめた過去10年分(2016〜2025年)の前走別成績では、武蔵野ステークス組が2勝・2着2回、カペラステークス組が2勝・2着1回、チャンピオンズカップ組が2勝・3着3回となっている。JRAの2025年版データ(2015〜2024年の10年分)でも、ダートの前走に限れば武蔵野ステークス組とチャンピオンズカップ組の3着内率が4割を超えていた。カペラステークス組は全体の好走率は高くないが、この10年分のデータでは2番人気以内に支持された馬なら大きく崩れていない。勝ち馬の前走はダートの重賞が中心だが、芝のマイルチャンピオンシップから来た馬や、3勝クラスを勝ち上がってきた馬が勝った年もある。
予想のポイント
このサイトが公式結果から作った東京ダート1400mの集計(2023年11月〜2026年10月の275レース。根岸ステークスだけでなく、このコースで行われた全レースの数字)では、1番人気の勝率は35.0%だった。勝ち馬の4コーナーでの位置は先行が39.1%、逃げが19.9%で、コース全体では前にいる馬のほうが有利な数字が出ている。重賞の根岸ステークスは、ほかのレースよりペースが速くなりやすく、差しが決まりやすいレースとされる。コース全体の傾向と、このレースだけの傾向が違う点に注意したい。同じコース集計では、馬番の内・中・外による差は小さかった。人気、年齢、前走の内容、直線での末脚を比べつつ、当日の馬場が前に行く馬に有利かどうかを確かめるのが基本になる。
このコースの過去のレース結果の傾向:東京ダート1400mの傾向