マイルチャンピオンシップ南部杯の傾向とレースガイド(Jpn1)
マイルチャンピオンシップ南部杯は、岩手県競馬組合が盛岡競馬場のダート1600mで行うJpn1で、秋のダートマイル王を決めるレースとされる。中央(JRA)と地方の馬が一緒に走る交流競走で、近年はJRA所属の実力馬が上位を占めることが多い。勝ち馬にはJBCへの優先出走権が与えられ、秋のダート路線の大事な一戦になっている。
マイルチャンピオンシップ南部杯のレースガイド
マイルチャンピオンシップ南部杯は、岩手県競馬組合が盛岡競馬場のダート1600mで行うJpn1で、秋のダートマイル王を決めるレースとされる。中央(JRA)と地方の馬が一緒に走る交流競走で、近年はJRA所属の実力馬が上位を占めることが多い。勝ち馬にはJBCへの優先出走権が与えられ、秋のダート路線の大事な一戦になっている。
| 格付け | Jpn1(ダートグレード競走)。主催は岩手県競馬組合 |
|---|---|
| 競馬場・距離 | 盛岡競馬場 ダート左回り1600m。2コーナー奥のポケットからスタートし、コーナーを1回だけ回るワンターンのコース |
| 出走条件 | サラブレッド系3歳以上。最大16頭まで出走でき、そのうちJRA所属馬の枠は7頭とされる。所属別の枠の配分は年によって変わる可能性がある |
| 負担重量 | 定量。3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬は2kg減(2026年の条件) |
| 例年の時期 | 10月中旬のスポーツの日前後。2025年は10月13日、2026年は10月12日に行われた |
| 1着賞金 | 8000万円(2026年) |
| 本番での位置づけ | Road to JBCの1戦。1着馬にはJBCスプリントかJBCクラシックの優先出走権が与えられる |
| 主な前哨戦 | 決まったトライアルはない。過去10年の上位馬は、かしわ記念、さきたま杯、帝王賞、エルムステークス、プロキオンステークス、安田記念など、さまざまなレースから来ている |
レースの特徴と歴史
1988年に、北関東より北の地方競馬の馬だけが出られる交流競走「北日本マイルチャンピオンシップ南部杯」として始まった。当初は水沢競馬場で行われていた。1995年にJRAの馬も出られる全国交流になって今の名前に変わり、1996年から盛岡競馬場で行われている。1997年に統一GIとなり、今はJpn1と表記される。2011年は東日本大震災からの復興支援として、東京競馬場で代わりに行われた。主催者によると、1995年の全国交流化から2026年のレース前までに連覇した馬は7頭いて、すべてJRA所属である。同じ馬が何度も好走しやすいレースといえる。
過去の傾向
2016〜2025年の10年分を見ると、1番人気の馬が少なくとも5回勝っている(2016年と2021〜2024年)。人気の馬が順当に勝つ年が多い一方で、3連単(1〜3着を着順どおりに当てる馬券)が10万円を超えた年も2回ある(2017年と2020年)。同じ10年間で、勝ち馬が4コーナーを2番手以内で回った年は8回あり、前のほうで競馬をした馬が優勢だった。枠については、内側の枠が少し有利という見方がある。ただ、外枠の馬を無理に外すほどではないとされている。2026年は3番人気のメイショウハチローが2番手から抜け出して勝ち、1番人気のウィルソンテソーロは3着だった。
主な前哨戦
このレースには決まったステップレースがなく、出走馬はいろいろなレースから集まってくる。2016〜2025年の1〜3着馬の前走を見ると、交流Jpn1のかしわ記念、さきたま杯、帝王賞、夏のJRA重賞のエルムステークスやプロキオンステークスが何度か出てくる。芝の安田記念や、海外のドバイのレースから来た馬が勝った年もある。2026年は、東海ステークスで2着だったメイショウハチローが勝ち、かしわ記念を勝っていたウィルソンテソーロは3着だった。前走の着順だけでなく、前走がどのくらいレベルの高いレースだったかも確かめておきたい。
予想のポイント
盛岡の1600mは、スタートから3コーナーまでほぼ直線が約900m続く。そのため、各馬がそれぞれのペースで運びやすく、力の差がそのまま結果に出やすいコースとされる。過去10年の勝ち馬に先行した馬が多いことから、出走馬の普段の位置取りを確認しておきたい。同じ馬が何度も好走する傾向があるので、以前このレースや盛岡で走ったときの成績も参考になる。過去10年の馬場状態は良、稍重、不良とさまざまで、勝ちタイムも年ごとにかなり違う。当日の馬場状態も合わせて見ておきたい。なお、このサイトにはこのコースの過去の集計がまだ無いため、ここに書いた傾向はすべて外部のデータをもとにしている。