きさらぎ賞の傾向とレースガイド(G3)
きさらぎ賞は、京都競馬場の芝1800mで2月に行われる3歳馬の重賞(GIII)である。春のクラシックを目指す馬が集まるレースで、過去10年(2016〜2025年)のデータでは1番人気の成績が安定しており、前のほうで競馬をする先行馬がよく勝っている。前走が重賞の馬だけでなく、1勝クラスや新馬戦を勝ち上がったばかりの馬も好走している。
きさらぎ賞のレースガイド
きさらぎ賞は、京都競馬場の芝1800mで2月に行われる3歳馬の重賞(GIII)である。春のクラシックを目指す馬が集まるレースで、過去10年(2016〜2025年)のデータでは1番人気の成績が安定しており、前のほうで競馬をする先行馬がよく勝っている。前走が重賞の馬だけでなく、1勝クラスや新馬戦を勝ち上がったばかりの馬も好走している。
| 格付け | GIII(重賞のなかで3番目のランク) |
|---|---|
| 競馬場・距離 | 京都競馬場 芝1800m(右回り・外回りコース)。2021〜2023年は京都競馬場の工事のため中京競馬場の芝2000mで行われた |
| 出走条件 | 3歳オープン。国際競走で、地方競馬に所属する馬も出られる特別指定交流競走 |
| 負担重量 | 馬齢重量(3歳牡馬57kg、牝馬55kg。2026年の出走馬で確認)。2024年に、それまでの方式から馬齢重量に変わった |
| 例年の時期 | 2月上旬〜中旬の京都開催。2026年は2月8日(日)の予定だったが、雪のため2月10日(火)に延期された |
| 創設 | 1961年。最初は中京競馬場のダート1200mで行われていた |
| 主な前哨戦 | 決まったトライアルはない。過去10年の上位馬の前走は、朝日杯フューチュリティステークスやホープフルステークス(GI)、東京スポーツ杯2歳ステークス(GII)、シンザン記念(GIII)、1勝クラス、新馬戦などである |
レースの特徴と歴史
1961年に3歳馬(当時の数え方では4歳)だけが出られる重賞として作られ、最初は中京競馬場のダート1200mで行われた。その後、距離や競馬場が何度か変わり、1991年から京都の芝1800mで行われるようになった。1984年にグレード制が始まったときにGIIIとなり、2023年までは「NHK賞」という副称が付いていた。名前の「きさらぎ(如月)」は昔の暦で2月のことで、その名のとおり2月に行われる。クラシックに向けた大事な一戦とされ、2026年の第66回は9頭が出走し、1番人気のゾロアストロが勝った。
過去の傾向
中日スポーツが集計した過去10年(2016〜2025年)では、1番人気が4勝し、2着以内に入った率は50%、3着以内に入った率は70%と安定している。同じ10年で、先行した馬が6勝を挙げている。JRAが同じ10年分(中京で行われた3年を含む)を集計したデータでは、前走が1勝クラスだった馬が3勝・2着4回・3着3回で、前走GIの馬と同じくらいの好走率だった。京都で行われた7回に限ると、前走が芝1600m以下だった馬の3着以内率が50%と高く、距離を延ばして挑む馬の成績がよい。なお、このサイトが公式結果から作った京都芝1800mの集計(2023年11月〜2026年10月、きさらぎ賞だけでなくこのコースの全131レース)でも、1番人気の3着以内率は72.3%で、勝ち馬の55.7%は4コーナーを2〜4番手で回っていた。同じ集計では、馬番の内・中・外で勝率に大きな差はなかった。
主な前哨戦
きさらぎ賞には、上位に入ると次の大レースへの優先出走権がもらえる「トライアル」の指定はない。そのため、出走馬の前走はさまざまである。2025年の1〜3着馬の前走は、東京スポーツ杯2歳ステークス2着、未勝利戦1着、朝日杯フューチュリティステークス3着だった。2024年は、新馬戦を勝ったばかりの馬が勝ち、シンザン記念3着の馬が2着に入った。前走がGIやGIIの馬に加えて、1勝クラスや新馬戦を勝ち上がった馬にも注意が要る。
予想のポイント
まず、人気上位の馬が安定しているレースだと知っておくとよい。そのうえで、先行できるかどうかが大事な要素になる。キャリアが浅いことは大きなマイナスとはされておらず、新馬戦や1勝クラスを勝ってきた馬も軽く見ないほうがよい。京都で行われた年は、1600m以下から距離を延ばしてきた馬の成績がよかった。ただし出走頭数は少ない年が多く、2023年は8頭、2026年は9頭だった。そのため展開や配当は年によって大きく変わり、データだけで決めつけないことが大切である。
このコースの過去のレース結果の傾向:京都芝1800mの傾向