かしわ記念の傾向とレースガイド(Jpn1)
かしわ記念は、ゴールデンウィークに船橋競馬場のダート1600mで行われるJpn1である。春のダートマイル路線の大一番で、フェブラリーステークスからの参戦組と、ほかのダートグレードを勝って臨む馬がぶつかる。過去10回では2番人気が7勝しており、1番人気はこの期間に1勝もしていない。
かしわ記念のレースガイド
かしわ記念は、ゴールデンウィークに船橋競馬場のダート1600mで行われるJpn1である。春のダートマイル路線の大一番で、フェブラリーステークスからの参戦組と、ほかのダートグレードを勝って臨む馬がぶつかる。過去10回では2番人気が7勝しており、1番人気はこの期間に1勝もしていない。
| 格付け | Jpn1(地方競馬のダートグレード競走。2005年に統一GIとなり、2007年からJpn1と表記) |
|---|---|
| 競馬場・距離 | 船橋競馬場 ダート1600m(左回り) |
| 出走条件 | 4歳以上(中央・地方の交流競走) |
| 負担重量 | 定量(どの馬も決まった重量を背負う方式)。2026年の出走馬はすべて57kgだった。牝馬などの減量の細かい規定は、その年の実施要項で確かめる必要がある |
| 例年の時期 | 2005年以降は5月上旬(ゴールデンウィーク)。2026年は5月5日に行われた |
| 1着賞金 | 2026年は8000万円 |
| 主な前哨戦 | フェブラリーステークス(GI・東京ダート1600m)、黒船賞(Jpn3)、京成盃グランドマイラーズ(船橋ダート1600m)など |
| 2026年の結果 | 1着ウィルソンテソーロ(3番人気)、2着ミッキーファイト(1番人気)、3着ロードフォンス(6番人気)。勝ちタイムは1分38秒6(良馬場) |
レースの特徴と歴史
名前は、船橋競馬場の前身で1950年まで開かれていた柏競馬場にちなむ。1978年に南関東の準重賞(1800m)として始まり、1989年に南関東の重賞となった。1996年にJRAや他地区の馬も出られる交流競走になり、同時に距離が1600mに変わった。その後、1997年にGIII、2002年にGII、2005年にGIへと格が上がり、今は船橋で唯一のJpn1である。エスポワールシチーとコパノリッキーが3勝ずつしているほか、シャマルの2024・2025年の連覇など、同じ馬が何度も勝つ例が多い。
過去の傾向
2016〜2025年の10回では、2番人気が7勝しているのに対し、1番人気は0勝・2着1回・3着3回にとどまる。2026年も1番人気のミッキーファイトは2着で、勝ったのは3番人気だった。同じ10回の年齢別では5〜7歳がよく馬券に絡み、8歳以上は2着以内に一度も入っていない。所属別では栗東(JRA関西)の馬が9勝と多いが、2026年は美浦(JRA関東)のウィルソンテソーロが勝ったので、この傾向が変わらないとは言い切れない。脚質(レースでの位置取り)は、ある分析によると同じ10年の勝ち馬が逃げ4勝・先行3勝・差し3勝で、3着以内に入った馬は内寄りの1〜4枠と外寄りの5〜8枠で15頭ずつだった。前に行く馬だけが有利とも、内枠だけが有利とも決めつけにくい。
主な前哨戦
いちばん多くの馬が使ってくるのはフェブラリーステークスである。主催者側のデータ(2016〜2025年の10回)によると、この組は6勝・2着5回・3着8回で、ほかの前走より成績がはっきり良い。ただし2021年以降の5回では、フェブラリー組の勝ちは2023年のメイショウハリオだけで、2着止まりが増えている。最近は、前走でほかのダートグレードを勝った馬が勝つことが多い。例として、2024・2025年のシャマルは黒船賞、2022年のショウナンナデシコはマリーンカップ(当時は4月に実施)を勝って臨んでいた。地方馬では、2021年のカジノフォンテンが同じ舞台の京成盃グランドマイラーズを勝ってからここを制した。
予想のポイント
まず、前走がフェブラリーステークスか、ほかの重賞を勝ってきたかで出走馬を分けて見ると整理しやすい。フェブラリー組は、その時の着順が悪くても巻き返した例がある。たとえば2020年のワイドファラオは前走12着、2025年2着のウィリアムバローズは前走13着だった。人気では、過去10回で2番人気がよく勝ち、1番人気は勝ちきれていない。ただし年ごとの頭数やメンバーで状況は変わるので、数字は参考の一つとして見たい。馬場状態も年によって良から不良まで違い、前半のペースも変わるため、当日の馬場と、逃げそうな馬の数を確かめておくとよい。