フェアリーステークスの傾向とレースガイド(G3)
フェアリーステークスは、毎年1月に中山競馬場の芝1600m(外回り)で行われる3歳牝馬限定のGIIIである。春の桜花賞へ向かう牝馬路線の、年明け最初の重賞の一つにあたる。JRAの集計では2016〜2025年の10年間で1番人気が1勝もしておらず、人気薄の馬が上位に来ることが多いレースとして知られる。
フェアリーステークスのレースガイド
フェアリーステークスは、毎年1月に中山競馬場の芝1600m(外回り)で行われる3歳牝馬限定のGIIIである。春の桜花賞へ向かう牝馬路線の、年明け最初の重賞の一つにあたる。JRAの集計では2016〜2025年の10年間で1番人気が1勝もしておらず、人気薄の馬が上位に来ることが多いレースとして知られる。
| 格付け | GIII(国際競走) |
|---|---|
| 競馬場・距離 | 中山競馬場 芝1600m(右回り・外回り) |
| 出走条件 | 3歳牝馬のオープン(国際・特別指定) |
| 負担重量 | 2026年は馬齢重量で、全馬55kgだった。以前は別定とされていた時期があるため、その年の競走条件で確かめる必要がある |
| 例年の時期 | 1月上旬〜中旬(2026年は1月11日に第42回が行われた) |
| 1着賞金 | 2026年は3800万円 |
| 主な前哨戦 | 決まったトライアルはない。前走が新馬戦・未勝利戦、または1勝クラス(ひいらぎ賞、赤松賞、黒松賞など)だった馬が多く、阪神ジュベナイルフィリーズやアルテミスステークスなどの重賞から来る馬もいる |
レースの特徴と歴史
前身は1984年に始まったテレビ東京賞3歳牝馬ステークスで、1994年に今のフェアリーステークスという名前に変わった。始まった当時は年末の中山・芝1600mで行われる2歳牝馬(当時の数え方では3歳)の重賞だったが、1991年から2007年までは芝1200mの短距離戦になっていた。2008年は休み、2009年から1月に移して3歳牝馬の芝1600m戦に戻った。この変更で、フェアリーステークスからクイーンカップを経て桜花賞のトライアルへ向かう、3歳牝馬クラシックの道筋が整えられた。キャリアの浅い若い牝馬どうしが中山のマイル戦で初めて重賞に挑むことが多く、まだ力関係がはっきりしないのが特徴である。
過去の傾向
JRAの集計(2016〜2025年の10年分)では、1番人気は0勝・2着2回・3着0回で、最後に1番人気が勝ったのは2014年である。2026年も1番人気は10着に負け、5番人気が勝ち、3着には11番人気が入った。2015〜2024年の10年分でみると、3着までに入った30頭のうち16頭が6番人気以下で、10番人気以下の勝ちも3回あった。同じ10年分の前走では、未勝利戦組が4勝、1勝クラス組が3勝を挙げ、この二つで3着以内30頭のうち20頭を占めた。重賞から来た馬も3勝しているが、そのうち2勝は10番人気以下の馬で、3番人気以内に推された重賞組9頭はすべて4着以下だった。また、3着以内30頭のうち17頭は前走も芝1600mを走っていた。
主な前哨戦
このレースには、上位に入ると出走権がもらえるような決まったトライアルはない。過去10年の勝ち馬をみても、前走は未勝利戦や新馬戦を勝ったばかりの馬が多い。1勝クラスでは、同じ中山芝1600mのひいらぎ賞のほか、赤松賞や黒松賞から来た馬が上位に入った例がある。重賞組では、阪神ジュベナイルフィリーズで14着だったキタウイングが2023年に勝ち、アルテミスステークスで13着だったライジングリーズンも2017年に勝っており、前走で大きく負けていても巻き返した例がある。
予想のポイント
このレース単体の数字では1・2番人気が苦戦しており、人気だけで判断しにくい。参考として、このサイトが公式結果からまとめた中山芝1600m(このレースだけでなく、同じコースの全レース)の数字を見る。2023年12月〜2026年9月の193レースで、1番人気の3着内率は65.8%であり、フェアリーステークスの1番人気の成績はコース全体と比べてもかなり低い。同じコース全体の集計では、内寄りの馬番の3着内率が23.3%、外寄りが16.6%で、勝ち馬の54.9%は4コーナーで2〜4番手にいた。ただし2026年は大外に近い15番の馬が先行して勝っており、枠だけで判断はできない。前走の内容、芝1600mの経験、序盤に良い位置を取れるスピードがあるかを合わせて見るのがよいだろう。
このコースの過去のレース結果の傾向:中山芝1600mの傾向