アルテミスステークスの傾向とレースガイド(G3)
アルテミスステークスは、東京芝1600mで行われる2歳牝馬限定のGIIIである。12月の阪神ジュベナイルフィリーズへ向かう関東の前哨戦として2012年に創設された。2016〜2025年の過去10年では上位人気が中心で、前走を勝ってきたキャリアの浅い馬が好成績を残している。
アルテミスステークスのレースガイド
アルテミスステークスは、東京芝1600mで行われる2歳牝馬限定のGIIIである。12月の阪神ジュベナイルフィリーズへ向かう関東の前哨戦として2012年に創設された。2016〜2025年の過去10年では上位人気が中心で、前走を勝ってきたキャリアの浅い馬が好成績を残している。
| 格付け | GIII(2014年から。2012年は新設重賞、2013年は重賞として格付けなしで施行) |
|---|---|
| 競馬場・距離 | 東京競馬場・芝1600m(左回り) |
| 出走条件 | サラ系2歳牝馬。国際競走かつ指定競走で、地方所属馬も出走できる |
| 負担重量 | 馬齢重量(2026年は全馬55kg) |
| 例年の時期 | 10月下旬〜11月上旬。2025年と2026年は菊花賞の前日に行われ、2026年は10月24日だった |
| 本番とのつながり | 阪神ジュベナイルフィリーズのステップ競走。地方所属馬が2着以内に入ると、阪神ジュベナイルフィリーズの優先出走権を得る |
| 主な前走 | 夏から秋の新馬戦・未勝利戦の勝ち上がりが中心。重賞からは札幌2歳ステークスや新潟2歳ステークスの出走馬が加わる |
レースの特徴と歴史
それまで2歳牝馬の重賞は関西のファンタジーステークスしかなく、関東にも阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦を作る目的で2012年に創設された。距離は本番と同じ芝1600mである。最初の2年間は格付けがなく、2014年にGIIIとなった。過去の勝ち馬にはラッキーライラック(2017年)、ソダシ(2020年)、サークルオブライフ(2021年)、チェルヴィニア(2023年)がいる。2022年はリバティアイランドが2着に入っており、のちにGIを勝つ馬が出ることでも注目される。コースは向正面のスタートから3コーナーまでの距離が長く、最後の直線は約525mと長い。直線の途中に坂があるため、道中の流れについていく力と最後の伸びの両方が求められる。
過去の傾向
2016〜2025年の過去10年で、1〜3番人気の馬が8勝している。特に2番人気は10回中9回3着以内に入ったとする集計がある。同じ10年で、勝ち馬10頭はすべて前走を1着で来ていた。キャリア3戦以上の馬は1勝もできず、2着1回・3着2回にとどまる。前走の距離は1600〜1800mの馬が3着以内30頭のうち26頭を占め、1600mより長い距離を使ってきた馬の勝利が多いとする分析もある。ただし、2017年や2021年のように3連単が10万円を超えた年もある。参考として、このサイトの東京芝1600m全レースの集計(2023年11月〜2026年10月、207レース)では、1番人気の勝率は38.6%、勝ち馬の4コーナーの位置は先行(2〜4番手)が43.5%で、馬番の内・中・外で勝率の差はほとんどない。この数字はこのレース単体のものではない。
主な前哨戦
この競走には決まったトライアルがなく、出走馬の多くは新潟・札幌・中山などで新馬戦や未勝利戦を勝ち上がってきた馬である。過去10年の集計では、前走が新馬戦の馬が4勝、未勝利戦の馬が3勝している。重賞からの転戦では、札幌2歳ステークスを勝ったソダシが2020年に優勝した。2025年は新潟2歳ステークス2着のタイセイボーグが3着に入っている。2026年は、中山の新馬戦(芝1800m)を勝ったプルヴィナルが1番人気で勝った。2着は中山の新馬戦(芝1600m)を勝った10番人気のローズサルーテだった。
予想のポイント
出走馬はキャリアが1〜2戦の馬が多く、比べられる材料は少ない。まずは前走を勝っているか、その勝ち方に余裕があったかを確かめるとよい。前走で1800mを使っていた馬は、東京マイルの長い直線で最後までしっかり走れるかという点で参考になる。過去10年は人気上位馬の成績が安定しているが、2026年のように人気薄が2着に入る年もあり、上位人気だけで決まると決めつけることはできない。重賞経験のある馬は、前走で負けていてもその内容が良ければ検討できる。ただし、前走2着以下の馬の勝利は過去10年でない。
このコースの過去のレース結果の傾向:東京芝1600mの傾向